ケバブソース市販はどこ？カルディや業務スーパーと5分自作レシピ

ケバブソース市販はどこで買える？カルディ等の店舗と代用レシピ
ケバブのソースは市販で買える？販売店と代用アイデア
市販ケバブソースがない時の簡単自作レシピと活用術

ケバブソース市販はどこで買える？カルディ等の店舗と代用レシピ

「今日のお昼は自宅でガッツリとケバブサンドを食べたい！」
そう思って準備を始めたものの、味の決め手となるあの独特なオレンジ色のソース、いわゆる「ケバブソース」がどこに売っているのか分からず困ってしまった経験はありませんか？

お肉や野菜は簡単に手に入りますが、あのスパイシーでクリーミーなソースがないと、ただの野菜炒めサンドになってしまいますよね。近所のスーパーや、輸入食品に強いカルディ、あるいは業務スーパーなどの店舗で専用のソースが手に入れば一番便利なのですが、実際には売り場で見つからないことも少なくありません。

また、わざわざ通販で購入して届くのを待つ手間をかけずに、今すぐ家にあるマヨネーズやケチャップなどの調味料を使って、簡単に代用や手作りができるレシピを知りたいというニーズも非常に高まっています。実は、キッチンの常連調味料を混ぜるだけで、あの屋台の味は驚くほど再現できるんですよ。

この記事では、意外と入手困難なケバブソースの販売店情報や売り場のリアルな事情、そして身近な材料を使って5分で屋台の味を再現する方法について、プロの視点で詳しく解説します。

一般的なスーパーやカルディにおけるケバブソースの販売状況
業務スーパーの食材を活用してケバブ風の味を再現する方法
市販のコブサラダドレッシングが代用品として優秀である理由
家にある調味料とスパイスで作る本格的な自作ソースのレシピ

ケバブのソースは市販で買える？販売店と代用アイデア

一般的スーパーには専用ソースがほぼ売っていない現実
カルディなら本格的なハリッサや調味料が入手可能
業務スーパーのBBQソースでケバブ風の味を再現
確実に手に入れるならAmazonや楽天などの通販
市販のコブサラダドレッシングが最強の代用品になる

一般的なスーパーには専用ソースがほぼ売っていない現実

いざ自宅でケバブパーティーをしようと思い立ち、近所のイオンやイトーヨーカドー、ライフといった一般的な大手スーパーマーケットへ期待を込めて足を運んでも、残念ながら「ケバブソース」という名称の専用商品はほとんど取り扱われていないのが厳しい現実です。

私自身も何度もスーパーの棚を隅々までチェックしたことがありますが、ドレッシング売り場、ソース売り場、焼肉のタレ売り場、あるいはパスタソースのコーナーを探しても、あの独特なケバブの味を再現できる専用ボトルはなかなか見つかりません。「これだけエスニック料理がブームなんだから、一つくらいあるだろう」と思っても、実際にはタコスセットやガパオライスの素は見つかるのに、ケバブソースだけがぽっかりと抜け落ちていることが多いんですよね。

なぜスーパーには置いていないのか？

これは、日本の家庭において「ケバブ」という料理がまだ日常的なメニューとして定着していないことが大きな理由だと考えられます。カレーや麻婆豆腐のように頻繁に作られる料理であれば専用の合わせ調味料が棚を埋め尽くしますが、ケバブはまだ「屋台で買って食べるもの」という認識が強く、家庭用調味料としての需要が限定的だからでしょう。メーカー側も、回転率の悪い商品はなかなか定番棚には置けませんからね。

スーパーで探すならここをチェック

それでも諦めきれない場合、もしスーパーに在庫があるとしたら、以下の売り場にある可能性がわずかにあります。

精肉コーナーのタレ売り場： ステーキソースやローストビーフソースの横に、稀に「肉用エスニックソース」として置かれていることがあります。
輸入食材コーナー： 中華や韓国食材だけでなく、メキシコや中東の食材を扱っている棚があればチャンスです。

ただ、やはり専用品を見つけるのは至難の業。スーパーで代用品を探す場合は、メキシコ料理用の「タコスソース（ホット・マイルド）」や、サラダ用の「クリーミー系ドレッシング（サウザンアイランドなど）」を購入し、自分でアレンジする方が近道かもしれません。

スーパーで代用品を探す場合、メキシコ料理の定番である「オールドエルパソ」シリーズのタコソースなどが比較的入手しやすく、ケチャップやマヨネーズと混ぜることでケバブに近い風味を出せると言われています。

カルディなら本格的なハリッサや調味料が入手可能

「スーパーになければカルディだ！」と考える方は多いはずです。輸入食品を多く取り扱い、見ているだけで楽しくなるカルディコーヒーファームは、珍しい調味料を探すユーザーにとって非常に頼りになる存在ですよね。しかし、そんなカルディであっても、常に「ケバブソース」そのものがドンと陳列されているわけではありません。

過去には「ケバブの素」のようなシーズニングやソースの販売実績があったという情報もありますが、カルディの商品は入れ替わりが激しく、店舗の規模や時期によって在庫状況は大きく変動します。「行けば必ず買える」という保証がないのが、輸入食品店の難しいところです。

ケバブソース作りを助ける「最強の武器」

しかし、がっかりするのはまだ早いです。カルディにはケバブソースを自作するための最強の武器が揃っています。それが地中海生まれの万能調味料「ハリッサ（Harissa）」です。

ハリッサは、パプリカをベースに赤唐辛子、クミン、コリアンダー、ガーリックなどを加えたペースト状の辛口調味料です。これを通常のマヨネーズに混ぜるだけで、驚くほど本格的な辛口ケバブソースになると評判なんですよ。ただ辛いだけでなく、奥深いスパイスの香りやパプリカの旨味が凝縮されているため、混ぜるだけで「お店の味」が一瞬で完成します。

その他のおすすめアイテム

また、トルコ直輸入のスパイスや、ひよこ豆のペースト「フムス」なども入手しやすいため、ケバブサンドの脇役を揃える場所としては非常に優秀です。もし専用ソースが見つからなくても、ハリッサさえ手に入れば勝ったも同然です。

店舗・場所	ケバブ専用ソースの有無	おすすめの購入品
一般スーパー	×（ほぼ無し）	コブサラダドレッシング、タコスソース
カルディ	△（店舗による）	ハリッサ、フムス、デュカ
業務スーパー	△（代用品が豊富）	BBQソース、冷凍ピタパン
コストコ	△（時期による）	大容量ヨシダソース、フムス

業務スーパーのBBQソースでケバブ風の味を再現

コストパフォーマンスを重視する方や、ホームパーティーなどで大量に作りたい方に圧倒的に支持されているのが「業務スーパー」です。プロ仕様の食材が並ぶこのお店ならありそうだと思いますよね。

こちらでも「ケバブソース」という単体商品は、残念ながら定番品としては見かけにくいのが現状です。しかし、業務スーパーには海外直輸入の調味料が豊富に揃っており、それらを組み合わせることで「ほぼケバブソース」を作り出す錬金術が可能です。

BBQソース×チリソースの魔法

特におすすめなのが、直輸入の「バーベキューソース（スモーク風味）」と「ホットチリソース」の組み合わせです。ケバブのお肉は本来、回転させながら直火で炙るため、独特の香ばしさがあります。家庭のフライパン調理ではこの香ばしさが不足しがちですが、スモーク風味の効いたBBQソースをベースに使うことで、炭火焼きのような風味が加わり、再現度がグッと高まるのです。

ハラル食品としての側面

また、業務スーパーはハラル食品（イスラム法で許された食品）の取り扱いにも力を入れていることをご存知でしょうか？神戸物産が運営する業務スーパーでは、世界各国から本場のハラル認証済み商品を輸入しています。そのため、イスラム圏の本場のスパイスや調味料が驚くほど安価で手に入ることがあります。これらを活用することで、日本の家庭的な味とは一味違う、パンチの効いた「ガチ」なソースを作ることが可能です。

ぜひ店内のハラル食品コーナーや輸入調味料の棚をじっくり探検してみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。

（出典：業務スーパー『ハラールフード』商品紹介）

確実に手に入れるならAmazonや楽天などの通販

「あちこちのお店を探し回るのは疲れるし、時間の無駄だ」
そう感じる方は、やはりAmazonや楽天市場などのネット通販を利用するのが最も確実で賢い手段です。送料がかかる場合もありますが、探す手間と交通費を考えれば、結果的に安上がりになることも多いですよね。

通販で買える代表的なケバブソース

通販サイトで検索すると、いくつかの「本物」が見つかります。特に有名なのが、業務用食品メーカーとして知られるマコーミック（ユウキ食品）のケバブソースです。これは実際に飲食店でも使われているプロ仕様の味で、甘みと辛みのバランスが絶妙なオーロラソースベースとなっています。ボトル一本あれば、いつでも好きな時にケバブが楽しめます。

その他にも、トルコ食材専門店が販売する本場の「ガーリックヨーグルトソース」や、激辛好きにはたまらない現地の「ホットソース」なども販売されています。これらは日本のスーパーではまずお目にかかれないレアアイテムです。

通販で購入する際は、業務用サイズ（1リットルなど）で販売されていることが多いため、賞味期限や保存方法（開封後は要冷蔵など）をよく確認し、ご家庭で使い切れるサイズを選ぶことが重要なポイントです。

市販のコブサラダドレッシングが最強の代用品になる

もし専用のソースが手に入らず、かといって自分でゼロから調合するのも面倒だと感じる場合、最も手軽で味の再現度が高い市販品は間違いなく「コブサラダドレッシング」です。

「え？サラダのドレッシングでいいの？」と思うかもしれませんが、実は成分が非常に似ているんです。コブサラダドレッシングは、マヨネーズやケチャップをベースに、チリパウダー、クミン、オレガノなどのスパイスが最初からバランスよく配合されています。つまり、構成要素はケバブソース（スパイシーオーロラソース）とほぼ同じなんですね。

ちょい足しでさらに本格的に

キューピーなどの大手メーカーから販売されているコブサラダドレッシングをそのままかけるだけでも十分美味しいですが、そこにもうひと手間加えると完璧です。少量の「チリパウダー（または一味唐辛子）」や「すりおろしニンニク」を加えてよく混ぜてみてください。これだけで、酸味が少しマイルドになり、パンチの効いた屋台のケバブソースの味に一気に近づきます。

この方法は失敗が少なく、余っても普通にサラダにかけて消費できるため、最もリスクの低い代用アイデアとして強くおすすめします。

（出典：キユーピー『コブサラダドレッシング』商品情報）

市販ケバブソースがない時の簡単自作レシピと活用術

家にあるマヨネーズとケチャップで屋台の味を再現
ヨーグルトとニンニクで作る本場のさっぱりソース
クミンを一振りするだけで一気に本格的な香りに変化
ソースだけでなくピタパンも業務スーパー等で調達
ケバブのソースは市販品より自作がおすすめな理由

家にあるマヨネーズとケチャップで屋台の味を再現

日本のケバブ屋台やフェスで食べるあの味。実はその正体、基本的には「オーロラソース」がベースになっていることが多いんです。これなら、わざわざ買いに行かなくても、冷蔵庫にある調味料だけで今すぐ作れてしまいますよね。

黄金比率は「1：1」からスタート

基本となるレシピの比率は「マヨネーズ：ケチャップ＝ 1：1」です。まずはここから始めてみましょう。より濃厚でクリーミーな味わいを求める場合はマヨネーズを多めに（例えば2：1）、トマトの酸味やさっぱり感を重視するならケチャップを多めに調整します。

味の決め手となる隠し味

ただ混ぜただけでは「エビマヨ」のような味になってしまいます。ケバブソースにするための重要な隠し味が以下の3つです。

すりおろしニンニク： これがないと始まりません。チューブでOKなので、少し多めに入れましょう。
砂糖（またはハチミツ）： 小さじ1杯程度加えることでコクが出て、お店のような味の深みが生まれます。
レモン汁（または酢）： 最後に酸味をキュッと効かせることで、脂っこいお肉もさっぱりと食べられます。

さらに辛い味が好きな方（ホットソース派）は、ここにチリパウダー、タバスコ、カイエンペッパー、あるいは豆板醤を少し加えることで、食欲をそそる「辛口ソース」に変身させることができます。自分好みの辛さに調整できるのが手作りの最大のメリットですね。

生のニンニクを使用する場合、時間が経つと酵素の働きで辛みや香りが強くなりすぎることがあります。食べる直前に混ぜるか、チューブタイプの加工済みニンニクを使用しながら味見をして調整することを推奨します。

ヨーグルトとニンニクで作る本場のさっぱりソース

日本ではオーロラソース系が主流ですが、トルコなど本場のケバブや、ヨーロッパで人気のドネルケバブでは、ヨーグルトをベースにした白いソース（ガーリックヨーグルトソース）がよく使われます。お肉の脂っこさをヨーグルトの酸味がさっぱりと中和してくれるため、一度食べると病みつきになる味です。「こってりしたのは苦手…」という方には、断然こちらがおすすめです。

本格ホワイトソースの作り方

作り方は非常にシンプルですが、ポイントがあります。それは「水切りヨーグルト」を使うこと、あるいは濃厚なギリシャヨーグルトを使うことです。水っぽいヨーグルトだと、パンがベチャベチャになってしまうからです。

プレーンヨーグルト（大さじ4）にマヨネーズ（大さじ1〜2）を加えます。マヨネーズを入れることでコクと粘度が出ます。
たっぷりのすりおろしニンニク（1かけ分以上）を加えます。ここは思い切りが大切です。
オリーブオイル、塩、レモン汁で味を整えます。
お好みで乾燥ミントやディル、黒胡椒を加えると、香りが立ってより現地の風味になります。

ソースの種類	ベース材料	ターゲット・味の特徴
マイルド（甘口）	マヨネーズ＋ケチャップ＋砂糖	子供や辛いのが苦手な人向け。甘みがあり食べやすい。
ミックス（中辛）	マイルド＋チリパウダー	屋台で一番人気。程よい刺激とコクのバランスが良い。
ホット（辛口）	チリソース＋カイエンペッパー	辛い物好き向け。パンチの効いた刺激でビールが進む。
ヨーグルト	ヨーグルト＋ニンニク	本場トルコ風。さっぱりとしていて肉の脂と相性抜群。

クミンを一振りするだけで一気に本格的な香りに変化

自作ソースや市販のドレッシングを使っても、「美味しいけれど、何か物足りない…」「お店のあの匂いがしない」と感じることはありませんか？その正体は、十中八九スパイスの香りです。

そこで大活躍するのが、魔法の粉「クミンパウダー」です。カレーの主要なスパイスとしても知られるクミンですが、これをソースに一振り混ぜるだけで、キッチンが一気に中東や異国の香りに包まれます。クミンの独特なエキゾチックな香りは、ケバブのアイデンティティそのものと言っても過言ではありません。

ソース以外にも使えるテクニック

クミンはソースに混ぜるだけでなく、焼く前の鶏肉や牛肉に塩コショウと共にまぶしておくだけでも効果絶大です。焼いた時に立ち上る香りが、まさに屋台の前を通った時のあの香りになります。スーパーのスパイスコーナーで数百円で手に入る小瓶で十分ですので、ぜひ常備しておくことを強くおすすめします。これがあるのとないのとでは、再現度に天と地ほどの差が出ますよ。

クミン（セリ科の植物の種子）は、中東料理やインド料理に欠かせないスパイスで、独特の強い芳香とほろ苦さが特徴です。食欲増進効果もあると言われています。

（出典：S&B エスビー食品『スパイス＆ハーブ検索：クミン』）

ソースだけでなくピタパンも業務スーパー等で調達

美味しいソースが完成しても、それを受け止めるパンがなければケバブサンドは完成しません。食パンやバゲットで代用することももちろん可能ですが、ポケット状のあの形に具材を詰め込む楽しさを味わうなら、やはり「ピタパン（ピタブレッド）」が欠かせません。

ピタパンはどこで買える？

ピタパンも一般的なスーパーのパン売り場ではなかなか見かけないレア商品ですが、ここでも頼りになるのが業務スーパーです。冷凍コーナーに「ピタブレッド」という商品名で販売されていることが多く、5枚入りなどで非常に安価です。食べる直前にトースターやフライパンで軽く温めるだけで、プクッと膨らんで簡単に袋状に開く本格的なものが手に入ります。

また、カルディでも常温の輸入パンコーナー、または冷凍コーナーでピタパンが取り扱われていることがあります。ソースの材料であるハリッサなどを探すついでに、パン売り場も必ずチェックしてみると良いでしょう。もし手に入らない場合は、トルティーヤの皮で巻いて「ケバブロール」にするのも一つの手ですよ。

ケバブのソースは市販品より自作がおすすめな理由

ここまで市販品の情報を紹介してきましたが、結論として、私は「ケバブソースは自作するのが一番おすすめ」だと考えています。その理由は、単純に「売っていないから」というだけでなく、自作ならではのメリットがたくさんあるからです。

まず、自分好みの味に調整できる点が大きいです。「今日はニンニクをガツンと効かせたい」「子供が食べるから辛味はゼロで甘めに」といった微調整は、市販のボトルではできません。また、市販の専用ソースは量が多く、一度開封すると使い切れずに冷蔵庫の肥やしになってしまうことも多いですが、自作ならその都度必要な分だけ作れるので無駄がありません。